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Archive for 4月, 2007

経営とゲーム

4月 28th, 2007 投稿者: hiro

先日、徹夜明けの頭でそのまま経営に関する勉強会に参加してきました。勉強会といっても、実際にやることはゲームです。経営の流れを再現したボードゲームのようなものをプレイし、その中で経営に必要な要素を学んでいくというものです。

たかがゲームと思うなかれ。これは某一流企業が自社の幹部育成のために作り上げた物なのです。だからその奥の深さと言ったら、そこらへんのボードゲームとはわけがちがいます。

しかも本来なら3日とかかけてやるべき内容を、わずか1日でやってしまおうという勢いだったから、そのスピード感は Mac Pro ほどでした。

以下、自分なりのまとめと感想です。最近頭が疲れているのか、うまくまとまっていない気がするのですが、こういうことは冷めないうちにポストしておきます。

今回のゲームの趣旨は、戦略的経営及びそのために必要な戦略的会計を身につけること。財務諸表を作成する段階から取り組み、数字が意味することを理解して経営に役立てるというのが大きな目標です。

大切な要素として上がったのは、いかに固定費を削減するかということ。損益分岐点を算出する計算を行い、それに基づいた具体的な戦略が組めるように、すべての要素を数字で管理します。

Sheets of the game

財務諸表。計算合わなくて泣きそうになった。

僕自身がプレイした感想は、すべての人にとって必須の内容では無かったというものです。
# 言い換えると、一部の人には必須の内容ということになります。

何事もそれが自分にとって重要かどうかを決定するためには、その対象が持っている本来の目的を考える必要があります。今回の場合、このゲームの目的は業界トップの一流企業が自社の幹部を育てるというのが本来の目標にあたります。

その目標をもう少しだけ細かくリストアップしてみると、次のようになると思います。

  • うまくいっている企業の業績をさらに伸ばすこと
  • 強力な同じレベルのライバルがいる中で自社が勝ち残る策を導き出すこと
  • 戦略を決定するために必要な数字の意味を正確に理解すること
  • 長期的な視点で戦略を構築する思考を身につけること

ご覧の通り、スタートアップしたばかりのベンチャー企業や一般の中小企業には、必ずしも必要とは限らない内容です。それでも、スタートアップのその先をめざす者にとっては、必ず必要になる重要な概念であり、知識なのです。というわけで、僕自身にとっては非常に有益な内容でした。

今回参加したのは経営者仲間というか、身近にいる経営者のメンバーです。普段は仲良く刺激し合いながらそれぞれの分野でがんばっているのですが、このゲームではお互いが直接のライバルとなり、勝者を決めるために戦います。

勿体ぶらずにゲームの結果を言ってしまえば、これまでで最低レベルの業績になったとのことですw いや、笑えないよw

Chart of the game

自己資本額のチャート。誰がどの色かなんて言えないw

実際に経営をしている人間が集まって、なぜこんな悲惨な結果になってしまったのでしょうか。この場合、結果はいいのです。これはゲームだから。重要なのは、ここから何を学び、行動に生かすかです。

僕が思う今回の悲惨な結果の原因は、日頃からライバル関係にあるメンバーが同じ土俵に上がって戦ったことです。みんながライバルを潰し、自分が勝利することを考えるがあまり、最も大切な戦略的思考ができなくなってしまったのです。つまり、冷静な戦略的判断ではなく、単なる感情論で経営を進めてしまったのが過ちです。

この事実から得られることは実に深いと、僕は思います。

僕はこのゲームで、2回の倒産を経験しました。積極的に攻めまくり、リスクを冒しまくりました。その結果が、見事なぐらいの倒産だったというわけです。ゲーム終了直後からいまでも、どこの段階まで戻れば、あるいはどのタイミングで何をすれば勝ち上がることができていたのかを考えています。おもしろいことに、時間が経つにつれて失敗の原因が自分の中で明確になり、その解決策が腑に落ちてきている感じがしています。

ゲームスタート直後、自分ではベストだと思える戦略を立てていました。電卓を弾いて白い紙に怪しい数字を書き込み、ニヤニヤして他の参加者から気持ち悪がられていたのを覚えています。しかしライバルとの死闘を繰り広げる中で、目先の利益を求めることに執着してしまい、長期的な戦略を完全に見失っていたことが僕自身の敗因です。

戦略を見失った結果、何をやっても中途半端な判断しかできず、少ない利益でも無いよりはましだと価格競争に迷い込んでしまったのでした。決算が来るまで、本当のコストも、最低限必要な現金の額も知らずに。

今期は赤字でもいいから、来期の後半で必ず黒字にする。そう考えることが出来れば、臆することなく赤字という決算を受け入れることができたはずです。でも、あの時はそれができなかった。正直、赤字を恐れました。

人はどうしてもマイナスを恐れてしまいます。それが多くのステークスホルダーへの影響を与えるものであれば、なおさらです。早く楽になりたい、早く結果を出したい。そう思ってしまうのは当然のことです。

でも、その想いに支配されれば、戦略を完全に見失うことを身をもって体感したいま、それよりも大切なことが少しずつ分かってきた気がします。

終了後は、近くのバーへ。そしてまるで優等生かのように、僕たちは今日の反省と本業への応用について議論し始めたのでした。あのゲームで学ぶべきことは何だったのか。どう考えることを作者は意図していて、何がゴールだったのか。この経験を踏まえて自分たちはどう行動すべきなのか。
# 一番みんなアピールしてたのは、「あと10分あればオレが勝ってた」的なことw

しばらく議論は盛り上がりましたが、みんな忙しいということもあり、この日は早めに切り上げることになりました。

Orange cocktail

バーで反省会。ちなみに僕はこの後1人カフェへ行き、今度は技術系の勉強をしてから帰りました。徹夜明けとは思えない自分の体力に若さを感じたw

ゲームという視点で経営というものを改めて実践してみて、戦略的な思考やそれを徹底して貫く意志の重要性を心から感じました。

会社を経営しておきながらこんなことを言うのもおかしい話なのかもしれませんが、経営ってゲームみたいなものなのかなぁ。それとも、みたいなものじゃなくて本当にゲームなのかなぁ。

例えゲームだろうがそうじゃなかろうか、極上に難しくてエキサイティングなものだということは理解できます。

その他、この日僕が1つはっきりと感じたのは、このゲームと Age Of Empires やファイアーエムブレムにはものすごく通じるものがあったということです。要するに、戦争の理論と経営が、とも言えると思うのですが。

プロジェクトが落ち着いて時間ができたら、Age Of Empires をもう一度やってみようかな。
# こんな結論でいいのかw

Working in goldwn week

そんなこんなで、ゴールデンウィーク初日の今日も仕事中。さっきまで開発会議やってました。

Coke and whiteboard

こんな日はコーラがうまい。だって、おいしさがプラスされてるから。さてと、これからカフェで勉強でもしてきます。

神の手による逆転劇

4月 26th, 2007 投稿者: hiro

痛いニュース(ノ∀`):「ゲームは時間を奪う。ゲームで感動は難しい。ゲームなんて文化じゃない」… 内閣知財戦略本部コンテンツ専門委員会

これには正直怒りを覚えたし何かと言いたいことがあるのですが、言葉で反応するよりもこの方がいいかなと思って動画を貼り付けておきます。上記スレで知りました。

何度見てもすごいとしか言いようがない。ちなみに徹夜明けで丸1日とある勉強会に参加したので意識モウロウとしながらポストしてます。それについてはまた明日にでもまとめます。

(続きを読む…)

Mac OS X Tiger で lftp が CPU をフル稼働させる問題

4月 23rd, 2007 投稿者: hiro

lftp が MacBook Pro の CoreDuo を焼く?」というエントリーで指摘していたように、Mac OS X Tiger (10.4) で lftp を使うと、CPU が暴走を始めます。正確には、2つのコアのうち1つのコアの使用率が100%になり、温度が異常に上昇します。

この問題が発覚した以降も、それほど頻繁に FTP 自体を使わない僕は、必要な時だけ lftp を機動させ、頻繁に終了するというその場しのぎの使い方をしていました。でもそれじゃさすがにまずいだろうということで、ようやく重い腰を上げて解決に乗り出したのでした。

そしたらあっさり解決したというオチ。Google で検索したら lftp に関する ML のアーカイブが hit し、その中にズバリこの問題を指摘している投稿があったのです。

Re: Mac OS X 10.4 Tiger: 100% CPU usage in lftp’s internal readline

詳しい原因や解決策は上記リンク先の文章を見ていただきたいのですが、要するに OS X Tiger のバグだということです。Solution 2 として提案されている通りにやれば、lftp を起動させたままにすることができます。

lftp を Fink とか使って Tiger にインストールした人は、おそらく同様の問題に遭遇しているのではないでしょうか。Fink でインストールした lftp はアンインストールして、リンク先の通りにソースからコンパイルしてみてください。Fink でアンインストールしても、~/.lftp/ にあるブックマーク等のファイルは残ったままなので no problem です。少なくとも僕の環境ではそうでした。

怒れる CoreDuo も静まったことだし、もうしばらく Tiger のお世話になろうと思います。早く Leopard に会いたいなぁ。

服装へのこだわり

4月 17th, 2007 投稿者: hiro

スーツを着ない理由というエントリーで、僕は服装へのこだわりを捨てたと言いましたが、この表現は正確ではありません。実は隠されたこだわりがあるのです。どうでもいいことだとは思いますが、ちょっとリストアップしてみます。

  • ジーンズは Levi’s
  • スニーカーは Nike
  • バッグは Boblbe-e

以上です。少な!

でも実はこのこだわりが強烈で、僕は中学時代から似たようなモデルのジーンズをはき続けています。毎日はくとだいたい3年で膝が破れるのですが、破れたらまた同じ系統のものを買ってきます。このエントリーを書いている時点では、僕が持っているいわゆるズボンはその1本だけです。ウソみたいですが、本当です。

そしていま、またはいているジーンズが破れてきました。これもやはり、3年か4年ほどはいています。これで3代目です。そろそろ新しいのを買わないと。

余談ですが、破れたジーンズはその後どうなったのかについて。実はこれまで破れたジーンズは一応置いていたのですが、引っ越しをするときに弟に持って帰ってもらいました。後で聞いたところによると、それらはヤフオクで売ったそうですw 色落ち具合といい、破れ具合といい、マニアにはたまらないのでしょうか。

確かにオシャレでやぶれたジーンズをはくならいいかもしれません。僕の場合はホントにはき続けて破ったので、なんだかそれをはき続けるのは惨めな気がしてしまうのですw

ちなみに、スニーカーはいま2足。うち1つは中学時代にアメリカで買ってきたものです。途中で1回修理しましたけど、まだ現役です。

バッグは Boblbe-e。高校時代にバイトして、卒業のタイミングで買ったものです。5年間毎日パソコン(いまは Mac)をこれで持ち歩いていますが、いまだに新品同様です。 最近、W-Zero3 [es] 用にミニサイズの Boblbe-e も買い足しました。

ふと考えると、Mac にしてもコカ・コーラにしても、僕は各ジャンルにひとつこだわりにブランドがあって、それ以外に浮気はしない主義です。値段ではなく、自分が本当に好きなものを使う。これだけは譲れません。

その他のこだわりとしては・・・。

  • パソコンは Mac
  • コーラはコカ・コーラ
  • ファーストフードはマクドナルド
  • 代表はイングランド
  • エディタは Emacs
  • シェルは zsh

後半はネタですけどw

あとは GR Digital とか Dyson の掃除機とかアーロンチェアとかがあればもう欲しいものは無い。

スーツを着ない理由

4月 16th, 2007 投稿者: hiro

いまから1年ぐらい前に、僕はある意味服装へのこだわりを捨てました。

会社を立ち上げる前や立ち上げた直後はスーツも着ていたし、いわゆる対人関係における心理戦のようなものを積極的に意識し、取り入れていました。元々心理学に興味があったこともあり、心理術のような類の本はいろいろと読んだし、それを細かく実践している人の話を聞いたりもしました。

でも、あるとき気づいたんです。心理戦を仕掛けなければならないような相手に、自分が本当に付き合っていきたいと思える人はいない、と。駆け引き無くオープンな状態で接することができ、自分に対してもそうであってくれる人の方が、親密な関係が築けるのは明らかです。

もちろん、必ずしも親密な関係が必要とは思わないし、そういう人ばかりが周りにいる環境が正しいとは思いません。経営者というポジションに限らず、あらゆる局面でそのような相手とのやりとりを行う必要があるし、そういう相手こそが優秀で、お互いにとって有益だということも多々あります。

ただ、現状において僕が自ら武器を捨て、丸腰で相手に向かっている理由は、いまの僕が同じように丸腰で向かってきてくれる人を求めているからなのだと思います。

ホリエモンが Tシャツを着ていたのには、下手な心理戦はいいから本題に入ろうよという意味もあったのでしょう。
# 実際、何かの雑誌でそんなことを言っていた気がします。

Google には、スーツを着なくても真剣に仕事ができるという会社のフィロソフィーがありますが、僕もその意見にはまったく同意します。対外的な仕事が多く、外部のあらゆる層に接するポジションの人や、自らのブランディングの一環として必要という人は、うちの会社でもスーツを着てもらえばいいと思っています。でもやはり、これは万人にとって必須のものであるべきではないというのが僕の意見です。

だいたい、床で寝るのにスーツは窮屈だし。変な戦いを仕事で、ましてや社内で繰り広げている暇があれば、黙ってコードを書いている方がよっぽど有益です。

というわけで、今週もスーツを着ずに、すばらしい結果が残せるように仕事に励みます。

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