去年の8月に途中まで書いてそのままだった Atok のエントリー。ふと思い出したのであの続きをポストします。「え?いまさら?」というツッコミは受け付けません。別の言い方をすると、買ってから半年たった使用感のレポートということにもなります。これから購入を検討されている方は、参考にしてみてください。
元になっているエントリーはこちらです。
Source Code and My Life: Atok 2006 for Mac をロックマン風に GET
最後の部分で「ハマった」と書いていますが、その件について。
Atok 2006 は、公式サイトにもパッケージにも、「日本語環境にしかインストールできません」というような趣旨の注意書きがありました。購入前、僕にはそれが引っかかったのです。
僕は、Windows 環境も Mac 環境も、OS からソフトウェアに至るまで、ほとんどすべてを英語環境で統一しています。Mac OS X は最初から多言語環境なので気軽に買うことが出来たのですが、各国語版でパッケージが異なる Windows XP は、わざわざ英語版を探しました。
なぜ英語版なのか?
理由はいくつかありますが、一番最初に思いつく理由は、常に最新のソフトウェアを最新の環境で使いたいからというものです。残念ながら、OS もハードウェアも、そしてプロプライエタリーなソフトウェアもオープンソースソフトウェアも、そのほとんどが英語圏を中心として開発されています。英語版の方が、最新バージョンを入手したり、動作を検証したりするのに適しているのです。
とは言っても、いまはもう多言語環境が前提となってきているので、上記のような理由はあまり意味を成さないという見方もできます。僕も、あんまり関係ないかなとも思っていたりします。
結局のところ、メニュー項目の名前やその他諸々の UI において、日本語や英語がゴチャゴチャと混ざっている状態が僕はあまり好きでは無いのです。これはもう、個人的な好みの問題ですね。
もちろん英語環境を日本で使うことには、若干の問題が生じることがあります。そのひとつが、今回の Atok にあった「日本語環境にしかインストールできません」なのです。
果たして英語環境でも使えるのだろうか。それが購入前には激しく気になり、調べまくりました。ところが同様の疑問を抱きながら購入したというようなレポートも無かったので、自ら人柱となる結果となりました。ダメなら誰かにあげちゃおう、と。
結論から言うと、使用することには問題ありませんでした。ただ、ハマったのがそのインストール。そう、英語環境でも使えるけど、英語環境だとインストールができないのです。
最初は一旦諦めた気持ちになって日本語環境に Switch し、インストールを行いました。問題なくインストールができると、使用感を確かめ、果たしてこのまま日本語環境で生きていくべきか、なんとかして英語環境に戻る道を探すべきか、しばらく悩みました。
それでも、日本語環境で FrontRow を使ってみたときに、「ミュージック」、「ビデオ」、「写真」、「DVD」となっているのを見て、なんとかして英語環境に戻そうと決意したのでした。
一番最初に試した策が、単純にインストール後に言語環境を英語に切り替えること。試してみると・・・。なんと、これだけであっさり使えることが判明w 脅かすなよ Atok。
というわけで、アップデート等の時だけ日本語環境に戻すという使い方で、何ら問題なく使えている今日この頃です。なんか、ズラズラ書いた割にはあっさり過ぎる解決でした。
Atok の使用感は、GOOD。非常に満足しています。変換効率の良さや、人名変換や郵便番号変換と言った機能もすばらしいのですが、僕が一番気に入っているのは、Tab キーによる入力補完。もう、これが無いと文章打てません。要するに、「よろしくお願いいたします。」と書きたい場合、「よろし」あたりで候補が現れ、後は Tab キーを押すだけで残りの文字が補完されるのです。(楽してますが、よろしくお願いいたしますの気持ちは変わりませんのでご了承ください。)
最近入力した文章は自動的に補完対象になるし、いくつか候補がある場合の入力方式も、スムーズで気に入っています。
また、英単語補完モードもめっさ役に立っています。英単語のスペルチェックはよくありますが、それ以前の入力段階で、英単語を補完し、必要であればその場でその単語の意味まで辞書で表示してくれるのです。
やたらキーボードショートカットが豊富で、みんなこんなのを覚えてやっているのかは少し怪しいですが、キーボードショートカットの習得に熱心なライフハッカーや、Emacs キーバインドをマスターしたバッドノウハウ大好きな人なら、問題なく極められると思いますw
時々僕の Mac を人がいじるときに、「カタカナ変換はどうやるの?」とか、「英単語補完モードにはどうやってするの?」とか聞いてきて、僕が「Ctr + i」とか、「Ctr + Shift + b」とか言うと、「なんだそれは!?」というリアクションをされます。
唯一 Atok 2006 の難点を挙げるとするならば、「もっさり感」です。普段は全く問題無いのですが、マシンに負荷が掛かっているような状態とか、バックグラウンドで複数のアプリケーションを起動させた瞬間とか、やたら重たくなります。マシンが落ちたのかと思うほどです。
でもまぁそれは特殊な場面ということで、いまは満足しています。落ちたかに見えても落ちないのが Apple クオリティー。
今回は事なきを得ましたが、英語環境を使っているとこういった問題によく遭遇します。特に、Windows 環境ではそれがひどかった。ソフトウェアのエラーメッセージやメニュー画面が、全部文字化けして読めないというようなこともあり、諦めて英語圏のソフトウェア以外は使わないと決めたほどでした。
Mac OS X の場合はそのあたりがさすがは多言語環境対応の OS で、Windows で起こったような問題にはいまのところ遭遇していません。
ただ、ひとついまだに解決していない問題が。それは、英語環境の Mac OS X + Firefox でブラウジングした時に起こります。次のスクリーンショットをご覧ください。
インプットフィールドでは文字化けしてるけど、ちゃんとデータは壊れずに送信されている。
ご覧の通り、一部の文字が化けています。ところが、実はこの化けているデータは、ちゃんと正しいデータとして扱われているのです。インプットフィールドに入力した段階では化けているものの、送信するとちゃんと意図通りのデータが送られているのです。
他のブラウザでは問題無いので、Firefox のフォント設定あたりかなと思っていろいろいじってはみたのですが、美しい解決策が見あたらず、とりあえず気にはなるもののこのまま使っています。このエントリーをきっかけに、もう一度解決策を探してみようかな。
素直に日本語環境で使えばいいだけなんですけどね。


